アントニ・ガウディのサグラダ・ファミリア-そのスケール感

13年前にスペインのバルセロナを訪れた時、アントニ・ガウディのサグラダ・ファミリアの建造は、まだあと百年以上掛かると言われていた。あれから年月が経って、ふとその建造の進み具合のことが気になった。


サグラダ・ファミリアは、着工が1882年で、最初は、フランシスコ・ビリャールという建築家のもとに進められたが、意見の対立などを理由に翌年解任されて、その後をガウディが引き継いでいる。設計は、ガウディが一から練り直し、1926年に亡くなるまで生涯かけて取り組んだ。

 

ガウディ-サグラダ・ファミリア※まさに、ものづくりのチカラの結集と言えたその現場。

 

建設当初は、完成までに300年は掛かるとも言われていたらしいが、2000年代になってから、工事の進捗は加速しているらしい。(私が訪れた1998年の時とは、現場の雰囲気もだいぶ変わっているようだ…。)

ガウディ没後100年となる2026年を目指しているという話も聞いた。それでも着工から数えて、144年の歳月となる。何ともすごい時間のスケール感だ。それだけ歳月も経っているので、建築と並行しながら、各所で修復も行われている。見学した当時、それぞれの現場で、色んな分野の職人さんたちが黙々と作業を進めていた。

サグラダ・ファミリアは、まさに、ものづくりのチカラの現場そのものだった。

 

スペイン-バルセロナ※1998年9月18日撮影/当時は、まだアナログのカメラでした。

 

現代の建築では、類を見ない工期であるが、時代を遡れば遡るほど、そのスケールもしくは、それ以上の時間のスケールの建造物はたくさん存在したであろう。

建築ばかりでなく、現代のものづくりの現場は、基本的に工期・納期ありきである。ビジネスのスピード感からすれば、それはそれで仕方ない。しかし、このような完成ありきという大きな時間のスケール感の中で形になるものづくりの現場を目で見て感じると、心の奥にエネルギーが満ちてくる。

2026年に完成した暁には、是非とも、またこの目で見てみたいなと思う。15年後かぁー。

 

参照記事
◇ サグラダ・ファミリアの公式サイト

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