コメダ珈琲店、アプローチに立つメイン看板がかなり印象的だ。

最近、コメダ珈琲店の出店をあちらこちらで見かけます。あまり馴染みはありませんでしたが、どんなバックグラウンドのお店なのか気になり始めたので、ちょっと調べてみました。


コメダ珈琲 ※コメダ珈琲店のキャラクターとして、お馴染みのようだ。

名古屋発祥という業態も興味深いし、チェーンの店舗数が600店舗というのも驚きだ。喫茶店のルーツみたいな土地柄から、昨年、首都圏にも進出。その名古屋の喫茶店の特長を強みにして、流行りのカフェ業態に風を吹かせるか。出店計画を見てみると、かなりの勢いを感じる。

スタバは当初、その喫茶店文化への障壁から、名古屋への出店は戦略的に見合わせていたという話を聞いたことがある。その裏返しとなる名古屋の喫茶店文化の攻勢といったところか。

名古屋という土地柄は、昔から喫茶店という業態がしっかりと根付いており、いわゆるモーニングというメニューが人気がある。出張とかで名古屋に行った時には、よくお世話になった。コーヒーとトーストとゆで卵のセットというやつだ。安価で、朝食も手軽にとれて、美味しいコーヒーも飲める。

現在のカフェやファーストフード店のメニュー開発の原点といってもいいかもしれない。コメダ珈琲店でも、午前11時迄は、ドリンクメニューの注文に対して、モーニングセットサービスを展開している。

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名古屋のモーニングセットのルーツを調べてみました。

今から30年位前に、愛知県を中心に喫茶店同士によるモーニング戦争という現象が起きたのだそうだ。ある喫茶店で来客数を増やそうと、コーヒーにうずらの卵をおまけにつけたら、それに対抗して、他の喫茶店がゆで卵をつけた。そうすると別のお店がトーストをつけたり…。そんなおまけ競争がどんどんエスカレートしていき、いろんなものをつけて競い出した。

結局、そんな争いも終焉して、最終的に今の「トースト + コーヒー + ゆで卵」という形が定番として残った。真偽の程は分からないが、その辺りがモーニングセットのルーツみたいです。

あと、名古屋の喫茶店に関連するキーワードと言えば、ピーナッツと小倉あんトーストの2つ。

●ピーナッツ
名古屋の喫茶店でコーヒーを注文すると必ずついてくる。あられやレモンケーキだったりもするそうだが、小さな器にピーナッツやあられが盛られて、コーヒーと一緒についてくる。

●小倉あんトースト
バターをたっぷりと塗って焼いたトーストと小倉あんを一緒に食べる。名古屋の喫茶店ならではのメニューらしい。もともと名古屋は、茶道が盛んな土地柄で、和菓子と小豆あんは馴染みが深く、そのあたりの感覚から発想されたメニューかもしれない。

いずれも名古屋の土地柄や気質が生み出したものらしい。

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独特の喫茶店文化を成してきた名古屋。その喫茶店文化をバックグラウンドに、スタバなどの業態とは180°方向性の違う戦略を掲げて攻勢をかけるコメダ珈琲店が、今後どのように進んでいくのか、とても興味深い。

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